ホテルの中庭の記念撮影スポット)

暑いですね
夏バテなどされてないですか?
私は、有馬温泉でリフレッシュしてきました。
夏の夜の露天風呂は、サイコーですね!

さて、「文学圏」8月号が届きましたので、
今号の私の歌を紹介しておきますね。

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れんげ畑


研ぎざまのやいばに切られし白菜の潔きこと知らず子は食む

若くして白髪の多き家系なる妻は染めゐんとびらの向かう

夕ぐれに急ぐ人らは通り抜けるカフェのガラスに映るわが身を

朝露に濡れてきらめく蜘蛛の巣とわれに始まる更の一日

敷石の乾くはつ夏ホームには特急を待つ列の静まる

お日さまに向かひてベロを出すごとく布団は干さる並ぶ団地に

黒々と土掘り起こすトラクターれんげ畑は今日でおしまひ


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また、批評欄にも、取り上げていただいておりますので、
ご紹介しておきます。


 をさなごに背中を踏みてもらひをりこの十五kと共にわれあり

《 発想が新鮮である。
上の句の事象は、多くの人の体験するところであるが、
「この十五kgと共にわれあり」と結んだところに、
子どもと接する父親の姿をすべて内蔵している。
素晴らしい父親像がある。》

過分なるご批評をいただきましたS先生、
本当にありがとうございました